少年野球の人気のバットとはどのようなバットか気になるとこ・・・
僕が教えていた(一応今もコーチ)少年野球チームに人気があったバットはミズノのメーカーが多かったです。
なぜ「ミズノ」なのか?聞いてみたところ、振りやすいという答えが多かったです。
僕が教えていた少年野球は「硬式」を扱っていたので、「軟式」とは違いバットの飛びやすいものを選ぶという概念がそもそもありませんでした。
なぜかというと、バットの性能はすべて同じだからです。
少年野球の「軟式」でよく使われているバット
なぜこのような話をしたかというと、ネット上には「よく飛ぶ」などとというわけのわからない文字が羅列していたのを目にしたからです。
少年野球の軟式チームでは、ミズノ製の「ビヨンドマックス」やルイスビルスラッガー製の「カタリスト」などが人気のようですね・・・
人気の理由を探るとやはり「よく飛ぶ」ということでした。
おかしいですね、高校野球や大学野球、プロ野球の世界では、「よく飛ぶから」という理由でバット選びをする選手はいません。
道具で差をつけるということでしょうか?
ならよく飛ぶとされる「ビヨンドマックス」でチームも統一する必要が出てきてしまいます。
こういった問題は規制の緩い少年野球連盟に問題があるように思ってしまいます。
野球は、フェアなスポーツのはずがお金さえ出せば「よく飛ぶバット」を使えるとなるとそれは、野球ではなくなってしまいます。
インターネットでも、「人気のバット」と検索すると「よく飛ぶ」とかバット全体が「芯」とか・・・バットがボールを吸収して反発力UPとか・・・
ありえませんね、正直開いた口が塞がりませんでした。
割り切りが必要?
人気のバット選び
とはいっても野球は楽しむスポーツでもあるので、草野球や規制の緩い少年野球団体では、そのトレンドに乗らずにはいられないと思うので、少しだけアドバイスを。
バットはバランスがとても重要になります。
実際に草野球チームで、「ビヨンドマックス」を使わせてもらったのですが確かに反発力があってよく飛びました。
ただ他のバットも使ってみたのですが、だいたい同じ構造なので劇的に差がある感じではなかったです。
じゃぁどういったバットがいいのかは、少年野球バットの選び方重さは?長さはどれくらいがいいの?でご紹介したように一度、実際にバット振ってみて感触を掴んでください。
うん!振りやすい!
スムーズにバット出る!
いいスイングができて打ちやすい!
いろいろなバットを使って、比較してみましょう。
振りやすい!という感覚になれば、それはあなたにピッタリなバットになります。
バット選びは、十人十色です。
よく打つチームメイトにバットを借りて打ってみるのもいいですよね。
ネット上で、「よく飛ぶ」「芯が外れても飛ぶ」「鋭い打球が打てる」こういった、うたい文句に魅せられるキャッチコピーは確かに魅力的ですし、購買意欲がでます。
それよりも大事なのは、自分に合ったバット選びです。
よく飛ぶからといってヘッドが重いバットを使ってアッパースイングの癖ができてしまい、尚且つ遠くへ飛ばそうと大振りになってしまっては、「百害あって一利なし」です。
このことを大事に覚えておき慎重にバットを選びましょう。
ちなみに筆者は、少年野球の時は「ハイゴールド」を使っていました。
父の知り合いが「ハイゴールド」の社長と仲が良かったので、いわゆるスポンサー的な(笑)(実際は、嫌々使っていたような・・・)
高校時代は、ルイスビルスラッガーを使っていました。グリップが厚くとても持ちやすかったのを覚えています。
このルイビルのバットは、実は同じチームメイトのバットでした(汗)
一度借りて打ってみたところ、びっくりするぐらい打ちやすく手ごたえを感じたのでそのまま借りっぱなしに・・・
今考えると、そのころ調子が良かったのでバットに対する印象も良かったのでは?と思っています。
借りっぱなしも悪いので、自分もルイビルの新しいバージョンのバットを購入したのですが、同じメーカーなのになぜかしっくりきませんでした。
自分にしかわからない馴染みというものがあるものです。
不思議です・・・
プロ野球の選手モデル
プロ野球選手の場合ですと、球団と契約が終わり入団が決まるとメーカーがごぞってバットを持ってきます。使うメーカーが決まると、担当者が必ず付きます。
そう、スポンサー契約というやつです。
だいたい1年契約でメーカーもこれからの活躍を期待して全力でサポートしてきます。
いろいろと細かい注文をしても、担当者は、しっかりと要望に応えてくれるのでありがたいです。
しかもその都度、サンプルを持ってくるので実際、振ってみてモデルを決めたりします。
だいたいの選手は、高校・大学・社会人と使っていたメーカーをそのまま使う傾向が多いですね。
あとは、バットの芯あたりに自分の名前をローマ字で入れて、最後にグリップに球団のイニシャルと背番号を入れてもらい出来上がりです。
もちろんすべて無料で使えますし、連絡すればすぐにサンプルを持ってきてくれます。
ただ難点は、他のメーカーは一切使えなくなってしまいます。
スポンサー契約をすると、グローブや手袋、アンダーウェアなども同じメーカーを使わなくてはいけません。
ごくまれにメーカー担当者と揉めたり、トラブルがあると違うメーカーに変える選手もいたりします。
まとめ
ということでネット上に転がる、「よく飛ぶ」という甘い言葉に流されずに、まずは自分に合ったバットと出会うことが第一優先です。
バットは、ドラえもんの道具とは違います。
人気のバットを手に入れたからといって打てる気持ちになるだけで、実際にはあまりかわりません。
自分の腕を磨いて次によき道具出会い大事に使っていくものなのです。
まずは、自分に合った相性の良いバットを見つけて野球を楽しみましょう。
バットの購入が決まっているならネット注文が便利ですよ。
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