高校野球の野球推薦の裏側とは?

野球推薦

 

甲子園常連校はどうやって選手を集めているのか?地元の選手だけでなく県外からも選手をひっぱてきていますが、ニューヨーク・ヤンキースで活躍する田中将大投手も大阪の宝塚ボーイズから北海道の駒大苫小牧高校に進学しています。

 

なぜそのような大阪の出身選手がわざわざ北海道の高校に進学するのか、高校野球の野球推薦とはなんなのか高校野球の裏側を解説していきたいと思います。

 

1.強い情報網が高校野球を強くする

 

そもそも野球の強い高校は、いろいろなパイプを持っています。中学野球のシニアリーグ、ボーイズリーグなどの監督・コーチからいい選手がいないか、情報を常に得ていますが、実は同じ高校の野球部の監督からも情報を得ています。

 

もちろん選手のレベルアップ以外に甲子園という大きな目標、目的がありますので同県からの情報はなかなか情報は入りません。じゃあどこから情報を得ているかというと、県外の高校の監督からになります。(甲子園で当たる可能性がありますが・・・)

 

なので監督は、県外の高校と練習試合をとても好んでいます。そこで意気投合して仲良くなれば、

 

例1:「実は私のところにいい選手がセレクション(テスト)しに来たのですが、成績が基準に達していないので取れないんですよ・・・そちらで一度、見てみてはいかがですか?なかなかの素質がありますよ。」

 

例2:「いい選手なのですが、特待生ではないと入らないと言ってきているのですが、うちは枠がもう一杯なんですよ・・・そちらでは特待の枠はまだありますか?・・・」

 

などといった会話があります。これはとある高校の監督に実際に聞いた話なので、実話です。

 

なので甲子園常連の高校は、グランドの設備以外に寮の設備が整っています。ただ県外の選手をひっぱてくるには、なかなかの壁があって、例えば子どもを知らない土地に行かすのはちょっと・・・といった親の問題などです。

 

なので、監督は地元の中学野球チームからの情報も欠かさず取るようにしています。

 

高校の監督・コーチは、いろいろな地元の中学野球チームの監督・コーチとコンタクトを取ります。大会などに出向きいい選手がいれば、そのチームの監督に名刺を渡して、そちらの◯◯という選手がとても素晴らしくて、一度うちの高校にきて練習に参加しませんか?などと声をかけます。

 



 

2.いい選手の選び方とは?

 

では監督・コーチは中学生の野球選手のどこの部分を見ているのか?解説していきます。

 

・体の大きさ
・脚の速さ
・スイングスピード
・アグレッシブ
・スローイング
・親

 

今時の中学生で140キロ投げる投手がいる自体驚きなのですが、体ができあがっている選手も確かにいます。実は、監督により観ているところが違います。どこを見るのかは、監督次第になるので一概に言えません。

 

例えば左打者が好きな監督、身長が高い選手が好きな監督、脚が早い選手が好きな監督、などそれぞれです。方針によってもかなり違いがあります。

 

そこで実は、監督・コーチにいい選手に見せるにはコツがあります。

 

 

それは野球センスです。

 

なにを当たり前なことを・・・それができたら苦労しないよ・・・

 

と聞こえてきそうですが、そんなことはないです。

 

野球のセンスって一体何だと思いますか?

 

それは体の滑らかさです。

 

特に野手の場合は覚えるのは容易です。守備には、基本型があるのでそこをしっかり覚え反復練習すればできます。

 

実は基本型のお手本ななる選手が身近にいます。それは画面で見るプロ野球選手の守備などです。機会がああれば実際に球場に足を運んで見るのもいい練習の一つです。

 

ここを真似ることで、それなりの動きができるようになります。

 

真似ると言っても、トリッキーな動きではなくて足の動きだったり、腰の位置、構え方などの基本的な動きです。プロ野球選手は、フィジカルが半端なく強いので少々のイレギュラーでも反応できたり、体制が崩されてもそのまま投げられますが、体ができあがっていない選手の場合は真似ることが難しいです。でもそこは仕方がありません。体を鍛えましょう!(特に体幹)

 

いい選手の定義はそれぞれありますが、センスがあるというのはそういうことです。逆にセンスがない選手というのは、ぎこちない動き、関節の硬さ自分の投げ方、打ち方をみておかしい、違うなぁ・・・と感じない選手のことです。

 

注意したいのが、見て真似して覚えても実際、動画などで自分の動きを見てみるとかなり違いのギャップに驚くことがよくあります。極端に変えても実際見ると大して変わっていなかったり・・・

 

そんなことはしょっちゅうですので、気にすることはないです。うまい選手とどこが違うのかどこがおかしいのか勉強して修正すればきっとできるようになります。必ず自分の野球姿を何度も観て修正して、治すところをしっかり把握して反復練習をおこないましょう!

 

それだけで十分です。

 

3.いままで聞いたことがない画期的なバッティング上達練習法とは?

 

ここで、監督の目に止まるバッティングのコツを教えます。

 

高校の監督が皆、口を揃えて言うことがあります。それは「ツッコむな!」です。体がスウェーするとよく言いますが、これは軸がしっかりできておらず、スイングするときに体の軸が前後左右、上下に動くことです。(ゴルフでもそうですね、野球とゴルフ実は似てます)

 

よく素人がバッティングセンターでボールを打つと必ず体がスウェーするアレです。(体とバットがクルクル回るやつ)

 

実は、バッティングには、いろいろな構え方、打ち方がありますが、プロ野球選手でも、打ち方に一つだけ共通点があるのご存知でしょうか?

 

それは、構えて打ち(ステップ)にいったときにバットの位置が動かないことです。

 

もちろん体がぶれないことが前提ですが、トップの位置が打ちにいってもバットがそこに残っているのが好打者のポイントです。だから投手は、ボールに変化をかけて崩そうとするわけです。

 

特に構えて打ちに行くときバットの位置が微動だにしない選手がいます。

 

それは、マーリンズのイチロー選手と現在ヤクルトの坂口選手です。あれだけ前にステップをしているにも関わらず、ヘッドが残るのは素晴らしいです。

 

なのでそこまでとは、言いませんが力強いスイング、打球を飛ばすには軸をしっかり身につけることです。

 

ではここで、効果的な練習方法を教えます。

 

まず動かないバットぐらいの太さの柱を探します。フェンスなどでも構いません。そこで、実際に構えてステップしてみます。

 

柱は絶対に動かないので、バットの位置は固定されます。これを何度も反復練習して打ちに行ってもバットが構えた場所に残るよう体に覚え込ませるようにします。

 

こうすることによって、タイミングが少々崩されてもヘッドが残っているので、ミート率が格段に上がります。少年野球ぐらいでしたらどんなボールにも対応できるのでヤマを張らずに打席に立つことができます。

 

これこそが、バッティングにおける「優位性」になります。

 

ここで、なぜバッティングの話をしたかというと、中学・高校野球はプロとは違い投げる・打つ、両方良くないといけないからです。

 

プロは、投手の場合しっかり投げられさえすれば打てなくても問題ありません(日ハム・大谷選手が別例)しかし、高校野球は見ての通りバッティングが良くないとレギュラーになるチャンスが減ってしまいます。

 

4.実は、監督・コーチは選手だけでなく親も見ている

 

さて別例で上記の条件に「親」とありましたが、これはプロ野球でも見る大事な要素です。これは親の経歴や体格などを見るのではなく、真摯な対応を見たいからです。切実に野球に取り組む姿勢が何より大事なので、もちろん選手の性格をしっかり見ますが親の教育方針もしっかりと見たいですよね。

 

特に高校となると組織的な生活、協同生活が必要ですので、なにか問題を起こしそうな選手、団体生活に馴染めない選手、特にとっぽい選手は注意して見ます。いくら野球が上手くてもそこに欠点があると非常にもったいないです。続きません・・・

 

5.自分にあった高校の選び方

 

それでは反対に、選手・親側から見た場合にどのような高校に進学したらいいのか?自分にあった高校はどこなのか?そんな話をしてみたいと思います。

 

私は、中学生時代シニアリーグという公式の野球チームに所属していました。左投げで細身、滑らかなフォームで投げていたので、いろいろ高校の監督からお誘いがありました。

 

決して力のあるフォームではないのですが、関節の柔らかさがきれいなフォームを作っていたのだと思います。私もお手本にしていた投手がいて当時近鉄、巨人で活躍した阿波野投手のようなフォームでした。

 

見様見真似で練習していつの間にか、かなり似ていたフォームになっていたと思います。体は強くなかったのですが、今思えば「伸び代」があったんだと思います。でも甲子園常連校からのお誘いは・・・ありませんでした。

 

実は、甲子園常連校は、実績を築き上げると向こうからいい選手たちが自らやってくるからわざわざ積極的に見にはきません。ただ、いろいろなパイプがあるのでシニアリーグ、ボーイズリーグに強いコネがあるので確かな情報、口コミを聞いて観にはきます。

 

6.突然ですが、勉強は必要だと思います

 

また私の話になってしまいますが、私は野球さえやっていれば、勉強などしなくていいという考えでした。

 

思い出すのが中学の頃、偏差値が確か40前半ぐらいで、担任の先生にこのままだと高校いけませんよ!って言われて

 

「僕には、野球があるので必要ありません!」

 

って言ったことがあります。今思えばなんというどアホなやつなんだと・・・www

 

野球も勉強もしっかりできていれば高校選びも選択肢が広がり違った人生を歩んでいたのではないかと思うことがあります。

 

それと学問は、野球の練習にとてもプラスに働いていたと思います。もっと効率よく考えた野球ができたんじゃないかと少なからず思うからです。なので野球だけやっておけばいい、という考えは間違いだったと私は結論付けています。

 

7.後悔しない高校選びとは?

 

話が長くなりましたが、野球センスは磨くことができます。惚れ惚れするプレーは反復練習をして体を鍛えればできます。素晴らしい選手を模範にして自分とのギャップを少しづつ減らしていけば、きっと目にとまる選手になれることでしょう。

 

最後に大事なことを・・・

 

高校選びのときに、自らレベルの高い甲子園常連校を選びそこで熾烈なレギュラー争いをするか、それともそこそこ強い高校を選び、容易にレギュラーのチャンスを掴み、伸び伸びと野球ができる環境を選ぶのか?

 

もし勉強の成績が良い生徒で行きたい高校があるのなら、いろいろなツテを使って紹介してもらい練習に参加するのも手です。パイプがあれば問題ないですが、ないことがほとんどですので・・・

 

勉強の成績と言いましたが、これは偏差値が高ければ好きな高校に行けるハードルがガクンと落ちるからです。当たり前ですが、高校の監督は、必ず偏差値を気にしますので、高ければ「それなら問題ないですよ!」と言ってくれるからです。

 

なんだかんだいって、高校は義務教育ではありませんが野球だけできればいいという考えは間違っています。将来的にも文武両道を目指しましょう。

 




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プロフィール【サイト運営者】

少年野球

著者:野村 康祐(のむら こうすけ)

1978年神奈川県生まれ
MAX145km/高校・大学通算HR40本/左投/左打/
神奈川大学硬式野球部を卒業後、日本ハムファイターズに入団テストを受け「打撃投手」(BP)として採用された経歴があります。現在、働きながら少年野球の指導者の勉強をしています。

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