グラブの手入れ方法!保革オイルで寿命を伸ばす
ここでは、グラブの劣化を防ぎコンディショナークリームと保革オイル専用スポンジでグラブの寿命を伸ばす方法を解説していきます。
週一でOK!保革オイルでグラブの寿命を伸ばそう
グラブの大半は、動物の皮を加工したもので作られた革製品です。
手にハンドクリームを塗るように、グラブにも専用のオイルを塗って潤いや型を保つことが、長持ちのヒケツです。
全国の野球少年用にオイル類の選択と使用法を解説していきますね。
グラブの素材は皮革、もともと牛の皮です。
人肌と同じく、ケアを怠るとカサカサに乾いて破損しやすいです。
神経質になる必要はありませんが、ほぼ毎日練習するような中学生であれば、日々の汚れ落とし以外に、週一くらいは保革オイルで潤いを与えてあげるべきです。
外気が乾燥するのは冬場ですが、グラブが乾燥して傷みやすいのはむしろ、春から秋のオンシーズン。
気温が高くて日差しが強いので水分が飛びやすく、汗の塩分も革の劣化を加速させます。
野球は屋外スポーツですから、直射日光での色落ちは仕方ありませんが、それも保革オイルで進行を遅らせることができます。
保革オイルは塗りすぎるとグラブが重くなってプレーに影響する、というリスクが昔から叫ばれてきました。
たしかにその通りですが、最近では重さに響きににくいタイプも多数あります。
やや値は張りますが、初心者の小学生や多忙な中学生にはそういうものがおすすめです。
重さに響かないタイプなら、全体にまんべんなく塗るのも簡単、気持ち的にも楽です。
自分の肌などに問題がなければ、指先に適量を取りながら塗っていくと早いです。
付属品た別売りの塗付用スポンジは硬軟の二十構造が多く、これらを使う場合は必ず柔らかい方を使ってください。
硬い方は主に表面の泥汚れを落とすときに使いますが、やりすぎるとグラブの表面の革を傷つけてしまうので注意が必要です。
カサカサに乾燥した状態なら、保革オイルはあっという間に浸透します。
定期的に塗っている場合は、5分程程度、時間をおいてから表面の余分なオイルを布でふき取ります。
背面から塗り始めて捕球面へ行く感じです。
この流れで行けば、捕球面を塗り終えたころには背面のオイルが浸透しているはずですから、そのまま布でのふき取り作業に入っても問題ないと思います。
使用する「お手入れ用品」
MIZUNO(ミズノ) レザーコンディショナー 2ZG569
グラブに柔軟性を与えるクリームと寿命を伸ばしてくれるコンディショナークリームです。
素材の皮革に潤いを与え、破損や色落ち、型崩れなどを防ぐための保革オイル配合です。
ベタベタにならずに仕上がりが他のコンディショナークリームより断然良好です。
塗り方のポイント
ステッチ(針目)は見落としがちなポイント。
縫い糸は皮革ではないですが、乾燥すると切れやすくなるため、保革オイルで適度に潤いを与えてあげましょう。
「はみだしライン」と呼ばれる部分も例外なく皮革なので、忘れずに保革オイルを塗りたいですね。
はみだしとは、捕球面と背面(外側)の革、手を入れる内袋と表面の外袋をそれぞれ縫い合わせて固定している部分のことです。
耐久性のある革の断面がそのまま使われてるので色が異なります。
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